こちらはゲストの立ち位置を想定してのセッティング図。緻密ながら、スタッフへのお願い事だらけだ!
見たまえ!諸君!ステージの上からキーボードがはみ出しているんだ。誰が好き好んでこんな面倒なセッティングにするものか?それはGENESISを再現するためには仕方のないことなんだ。決してイワノフさんが「機材を自慢したい」とかそんな理由じゃないんだ。…と信じたい。で、結局、はみ出たキーボードは、なんとビールケースをステージ代わりにするという「ケース・バイ・ケース拡張システム」によって新たなステージへとステップアップしていくのである。しかも、ここに黒いシートを被せれば、それはあたかも初めからステージがあったかのようなコーティングがされてしまうのだ。こんなアイデアを提供してくれるシルエレのスタッフはまさに「ブラック・シート・オブ・ファミリー」だ!なんのこっちゃ。
さらに!上の写真のボーカル・モニターもビールケースの上に!さらに今回のステージで、Phil中島がお立ち台に上って歌ったあの足元も実はビールケースだった。そう、もはや復刻創世記とビールケースは切っても切れない仲なのである。
お客様からはまるでクレーンに乗って、歌っている様に見えたと思うが、実にヒューマニティ溢れるビールケースというお立ち台に乗ってのパフォーマンスだったのである。たぶん説明されないと気が付かないと思う。

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