iwanov

名 前 ● 岩崎(イワノフ)よしあき
パート ●キーボード
     (ハモンドT-233、ARP、RMIピアノ、メロトロン)
    と、12弦ギター
血液型 ● AB型
星 座 ● 双子座


【復刻創世記に参加したきっかけ】

物欲にまかせTony Banksの使用楽器の収集をライフワークとしてきた私ですが、これがピークを迎えようとしていた2011年、ついに機は熟したとばかりにGenesisトリビュートバンドへの加入欲が高まったのでした。その時でした。たまたま見かけたネットのメンバー募集を見て連絡したところ、以前から知り合いだった復刻創世記さんだったのでビックリ!世の中狭い!!ってことでそのまま参加させて頂くこととなりました。

【GENESISについて】

当時プログレ中坊生であった私のGENESISへのfirst touchは「幻惑のブロードウェイ」。リアルタイムで体験(当時はもちろんLPレコード)。衝撃でしたね。冒頭のキラキラしたピアノサウンド!ドーやって弾いてるの?その後に遡る形で聞きあさったものです。とくに来日記念版(だったっけ?)の「そして3人が残った…」のシンセサウンドは聞くたびに新しい発見があり今でも愛聴盤。

【お勧めのGENESISのアルバム、もしくは曲】

アルバム3つに絞るとすると「幻惑のブロードウェイ」、
「そして3人が残った…」「デューク」でしょうか。

【GENESIS以外で好きなアーティスト】

3人に絞ると、、Patrick Morazは心中してもいいくらい好き。
Porcupine treeのRichard Barbieri、Pat Metheny GroupのLyle Maysかな。

【ライフワーク】

物欲大魔王

機材紹介
setting2013

 1976年頃のTonyの使用機材を再現してみました。Tonyは当時Hammond OrganT-102を使用していましたが、ここでは後で紹介するA100(改)のなんちゃってC-3が写っています。このHammond の上にはおなじみARP Pro Soloist。ちなみに写真には写っていませんがPro SoloistにはRolandのSpace echoをカマしています。左手側にMellotron、Mark VIとその上にRMIエレクトラピアノ368。TonyのRMIにはFender BlenderとMXR Phase100が組み込み改造されていましたが、これらエフェクターは足下にセットしています。

【復刻創世記で使うであろう機材&コメント】

◆ハモンドオルガン
 70年代のプログレサウンドには、ハモンドオルガンが欠かせません。その中でも教会型のC-3はプログレ三種の神器の一つとして有名ですが、Tonyの使用していたハモンドはナゼか?初期ではL型、その後にT型と一貫して家庭用のスピネットタイプを使用していました。写真はロスのディーラーから取り寄せたT-233です。ちなみに型番のTはトランジスタの意味。でも中をのぞくとしっかり真空管が使われています。

 Tonyはテレビ番組The Mike Douglas Showで珍しくB-3とRhodes Stageを、That's AllのプロモーションビデオでB-3を弾いています。←このハモンドは仕事で訪れたカナダのオルガンショップで見つけてきたA-100をポータブル改造したものです。C-3の大型版RTの胴体(木枠だけシカゴで購入してきました)を切り刻んで、A-100の中身を移植したフランケンC-3です。友人の家具職人さんに頼んで分解可能なポータブルとなりましたが、持ち運ぶのはひと仕事です。元々のA-100は1960年初期のもので荒っぽいロック向きの音が気に入っています。

↑はもう一台のHammond、B-3です。岩手県のハモンドディラーの方から購入したもので、1970年代後半の個体になります。明るく暖かい音色が特徴でどちらかと言えばジャズ向きかもしれません。

◆ARP Pro Soloist
 70年代にMoogと並んで老舗シンセメーカであったARPは東海岸のボストンが本拠地。ARPといえばOdysseyが有名ですが、Tonyは何故かPro Soloistがお気に入りだった様です。プリセット数が30あり、それぞれバンジョーやらフルートやチューバなどの弦楽器、管楽器のネーミングが付けられてはいるものの今となっては出音は似ても似つかぬ?音色です。プリセットをスイッチで選択するほか、アフタータッチによってピッチベンドやビブラートなどの効果が掛けられる点は当時としては画期的なシンセでした。

◆RMI Electra 368 Electronic Piano
  北米フィラデルフィア近郊に本拠地を置く、アーレンオルガン社のブランド、ロッキーマウント・インストゥルメンツ(Rocky Mount Instruments:RMI)が発表した電子ピアノです。ピアノとはいえ減衰音のする電子発振式楽器で実際、Organ Modeといって持続音になっちゃうような設定も有ります。Tonyは結構、この機能が気に入ってパッドのような効果を出しています。チープながらも暖かみのある音が特徴でRick WakemanやJohn LoadそしてSparksのロン兄ちゃんなどブリティッシュロック系のミュージシャンが好んで使っていました。TonyはエフェクターとしてFender Blenderを通して歪んだシンセのような音色やMXR Phase100で広がりのある柔らかい音色にしています。



◆メロトロン マークVI
  ここではメロトロンの歴史を振り返ってみましょう。テープ式の元祖サンプラーとも結うべきチャンバリン(画像上)が産声をあげたのはアメリカはカリフォルニア。1950年代のことでした。生みの親であるハリー・チャンバリンの家内制手工業的な生産力に不満を感じたセールスマンがイギリスに渡り、ブラッドリー氏と手を組んで生産を始めたのがメロトロンでした。立派なアイデア盗用ですが後に和解したようです。一世を風靡したメロトロンでしたが1980から90年代にはデジタル楽器に駆逐され姿を消してしまいます。商標はその後、巡り巡ってカナダのアナログ楽器収集家で有名なDavid Kean氏のもとにわたり、彼の監修のもと、スウェーデンのMarkus Resch氏が現在、一台一台手作りで生産しています。私の個体はシリアルナンバー96番ですが、受注生産なのでオーダーしてから3年かかりました(苦笑)。しかし待った甲斐がある納得の一台です。真空管アンプを使っており、かつては弱点といわれたモーター部も安定度抜群です。テープは1セットにつき3音色録音されていますがTonyのはストリングス、ブラス、そして8声混成合唱です。Genesis LiveではMkIIを弾いていますが、Watchers…の冒頭はMkIIストリングスとブラスのミックスですね。←画像下はテープ部分です。

◆エピフォンの12弦ギター
50の手習いとばかりにはじめたギター。
My first Guitarが12弦とは…。

まだまだ開かされていくパンドラの匣。暫しお待ちを。
工事中〜

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