アナログとCDで出回っていた『A Trick Of The Tail Outtakes』を再編集したもの。もともと サウンドボードから落としたと思われるのだが、なぜか音質はこもりぎみで悪いのだが、このCDでは、今までのものと比べると若干だが音質は向上してい る。また、オリジナルのアルバム通りの曲順に編集されていて親切な作りとなっている。ほとんどがカラオケ状態で聴けて、そのアレンジのすばらしさも堪能できる（カラオケをバックに歌えるよ）。04や08はオリジナルより長いフェイドアウトになっていて、少し得した気分になれる。09と10にはP.Collinsが歌を入れているのだが、どちらもオフィシャルで発表されたものとは違いラフな歌い方。（ちなみに10は当初オフィシャルで発売されたVersionより1コーラス分 多いVersionとなっている。下記の歌詞を参照）この曲は、よく「Los Endos」に繋がっていくように聴こえると紹介されるアルバム未収録曲だが、このCDを聴くと「Los Endos」に「It's Youself」の一部が後で足されたことがわかる。この音源の流出は出所が不明だが、もしかしたらヴォーカリスト候補のオーディション用のテープではないか？とも邪推できる。ほとんどのInstrumentalパートが出来ているというのもアウトテイクにしてみたら不自然である。05はキーボードのオーヴァーダビングをしていないPianoとDrum,BassによるVersion。

It's Yourself (Banks/Collins/Hackett/Rutherford)

Released as B-side of italian singles "Ripples", 1976 and "Your Own Special Way",1977.UK

Stepping out the back way Hoping nobody sees
Feeling can be easy Think how I feel

What will (can) you say? What will you do?
Why can't you see? It's yourself I love

(Don't you know I'm not asking You must have made up your mind
Is it worth the pain you're causing To those you're leaving behind

What will you say? What will you do?
Why can't you see? It's yourself I love)

Don't you know I'd like some answers You could give me a call
I hardly know the reason And I really feel no good at all

Where will you go? Where will you be?
Where can I try? It's yourself I love

()内は"Beloved Summer"として録音された時の歌詞。2007年にSACDとDVDのアルバムをまとめたBOXの『Extra Track 1976 - 1982』に「It's Yourself」の完全版が収録される。