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1977年1月から始まった『Wind & Wuthering』ツアー。その5月20日に発売された3曲入りシングル盤。それが『Spot The Pigeon』。すべてアルバム未収録曲で構成されている。日本でも78年の暮れに「Inside And Out」がラジオでかかった事もあったが、Peter Gabriel時代の未発表曲と誤って紹介されていた。紹介したのは渋谷陽一。たった3曲の収録ながら、次アルバムでコンパクト路線に変更することを考えると、Steve Hackett以外の3人で制作されたA面2曲はことさらポップで興味深い。一方ライヴでも披露されることとなるB面の「Inside & Out」はTony BanksとSteve Hackettの素晴らしいソロ・プレイを聴くことができる。特に後半部分は、ドラマチックな展開になっている。この「Inside and Out」。結果的にはSteve Hackett在籍の最後のスタジオ録音となってしまった。歌詞の内容を見ると「Robbery Assault & Battery」の続編になっていることは意外と知られていない。ライヴでも、「Robbery Assault & Battery」に続けて演奏されている。内容は、銀行強盗で逮捕されてしまったHarry(主人公)の投獄(Inside)そして保釈(Out)のストーリーとなっている。 「Pigeons」と「Inside and Out」は、2000年発表のボックスセット「Genesis Archive #2: 1976-1992」に収録。「Match Of The Day」は「A Trick of the Tail」から「Abacab」までの5枚のアルバムを網羅したボックスセット「Genesis 1976-1982」の6枚目のエクストラ・アルバム「Extra Tracks 1976 to 1982」に収録されている。ただし、それぞれミックスダウンが違うので曲によっては違う印象を受ける。特に「Pigeons」はボーカルがラジオから流れてくるようなミックスダウンが行なわれている。「Match Of The Day」は蹴球のファンでもあったPhil Collinsによる英国フットボール・マッチについて綴られた曲、Steve Hackett自身はあまり気に入っていないそうだ。 |
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