SECONDS OUT

(邦題・眩惑のスーパー・ライブ)


Charisma GE 2001
日本盤 日本フォノグラム
SFX−10036〜7

SIDE-1
SQUONK
THE CARPET CRAWL
ROBBERY, ASSAULT AND BATTERY
AFTERGLOW

SIDE-2
FIRTH OF FIFTH
I KNOW WHAT I LIKE
THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY
THE MUSICAL BOX (closing section)

SIDE-3
SUPPER'S READY

SIDE-4 
CINEMA SHOW
DANCE ON A VOLCANO
LOS ENDOS

A面
スコンク
カーペット・クロール
ロベリー
アフターグロウ

B面
ファース・オブ・フィフス
アイ・ノウ・ファット・アイ・ライク
眩惑のブロードウェイ
怪奇のオルゴール

C面
サパース・レディー

D面
シネマ・ショー
ダンス・オン・ア・ボルケーノ
ロス・エンドス


発売年とか録音データとか。

RELEASED OCTOBER 1977
PRODUCED BY DAVID HENTSCHEL/GENESIS
ASSISTED BY NIEL MOSS
FRONT AND BACK SLEEVE PHOTO BY ARMAND GALLO
PHOTOGRAPHY BY ARMAND GALLO, ROBERT ELLIS AND GRAHAM WOOD
COVER LAYOUT BY A&D DESIGN
RECORDED IN PARIS 1976/1977 WITH THE MANOR MOBILE 
AND MIXED AT TRIDENT STUDIOS, LONDON

演奏者とか使用楽器とか

TONY BANKS/PIANO, SYNTHESIZERS, ORGAN, MELLOTRON, 12-STRINGS GUITAR, BACKING VOCAL
MIKE RUTHERFORD/BASS GUITAR, 12-STRINGS GUITARS, BASS PEDALS
TONY BANKS/RMI ELECTRIC PIANO, HAMMOND T. ORGAN, ARP PLO-SOLOIST, MWLLOTRON 400,EPIPHONE 12-STRINGS GUITAR, BACK VOCAL
MIKE RUTHERFORD/SHERGOLD ELECTRIC 12-STRINGS AND BASS, 8-STRINGS BASS, ALVEREZ 12-STRINGS GUITAR, TAURAS BASS PEDALS, BACKING VOICES
PHIL COLLINS/VOICE, PREMIER AND GRETSCH DRUMS, 
STEVE HACKETT/GIBSON LES PAUL, HOKADA 12-STRINGS GUITAR
CHESTER THOMPSON/PEARL DRUMS AND PERCUSSION
BILL BRUFORD/LUDWIG AND HAYMAN DRUMS AND PERCUSSIONS ON "THE CINEMA SHOW"

中島の大絶賛コメントコーナー!
1977年1月1日から3日間、リニューアルしたレインボウ・シアターの柿落としをGENESISが担当した。そこからスタートする『Wind & Wuthering』ツアーは約7ヵ月続く。『Seconds Out』はこの模様をまとめたライヴ・アルバムだ。Seconds Outはボクシングに使用される言葉で「2試合目に出場する選手はリングから出てください」という意味があるそうだ。これをSteve Hackettの「2番目の脱退」という意味に取るのか?は不明。これまでもボクシング用語と使われているというエピソード以外は聞いたことがない。さて、4人体制にゲストドラマーを迎えた1976年以降のツアー。Bill Brufordが参加したツアーからは「Cinema Show」1曲のみが収録されている。『Wind & Wuthering』ツアーをまとめたものながら、選曲はPeter Gabriel時代の曲が半分以上を占め、新たなバンド体制でのアレンジ違いを楽しめる。「Firth Of Fifth」「Supper's Ready」「Cinema Show」におけるツインドラムはぜひ大音量で聴いて欲しい。もしくはヘッドホンで。その他、「Robbery Assault & Battery」や「Afterglow」、ラストのメドレーにおけるツインドラムも凄まじい。「Afterglow」ではFrank Zappaの「More Trouble Every Day」のフレーズが再現される。これは『Roxy & Elsewhere』でChester Thompsonが叩いていたフレーズを拝借したものだ。このライヴアルバムはツアーも終わった夏以降にミキシングが行なわれ、その最中にSteve Hackettが脱退してしまう。正確にはスタジオに来なかったというエピソードがある。行かないという連絡を入れているらしいので無断欠勤ではないらしい(笑)。街で会ったPhil Collinsには同期ということもあり、正直に言えなかったという話もある。なんか青春してる〜って感じ。でも、ファンとしては残念なエピソード。1枚目のレコードに短い曲をまとめて、2枚目に大作を収録している。実際のライヴで行なわれたセットリストとは異なり、本来ならば「Afterglow」は「…In That Quiet Earth」からのメドレーなので、単体で演奏されたことはない。

【備忘録】
「Afterglow」でFrank Zappaの曲をパクっているが、その他にも色々なフレーズが曲間に登場する。「I Know What I Like」ではTony Banksがアニマルズの「The House Of The Rising Sun」のイントロフレーズを一瞬奏で(その後のツアーではもっと明確に演奏している)、さらにはGENESISナンバーの「Stagnation」のフレーズ、続けて「Vision Of Angels」のフレーズを弾いている。その「Stagnation」のフレーズのバックでMike Rutherfordが弾いているのは「Blood On The Rooftops」のサビのベースライン。Steve Hackettも黙っていないギターソロだけ追っていくと「Dancing With The Moonlit Knight」のタッピングフレーズが登場する。曲は変わって「Los Endos」のエンディングで彼のフェイヴァリット・アルバムのジョン・メイオール&ブルースブレイカーズの「Steppin' Out」のイントロが奏でられている。…とライヴならではの遊びの要素が多い。
 
Side A
Supper's Ready

Side B
The Lamb lies Down On Broadway

Charisma  6837 452
フランスで発売されたシングル。プロモ盤の様だ。Supper's Readyは8/9を抜粋してる。
 
 
   

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