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Tony BanksとMike Rutherfordによるソロアルバムがそれぞれ制作され、Phil Collinsもプライベートの離婚問題があり、全員にネタのストックがない状態でスタジオへ。それが結果的に固い結束を生み、新たな傑作『DUKE』を生まれる。共作と各自で作曲した曲を持ち寄り、アルバムは制作された。ここでも前作同様ギター・シンセサイザーが使用されている。その他にも初の試みによるリズムボックスの同期なども行なわれた。このリズムボックス、RolandのCR-78という名機である。今では生産中止で、サンプリングされた音は出回っているが、リズムを記憶させた上で、つまみやフェーダーを操作してリズムにアクセントをつけるようなリズムボックスは作られていない。このリズムボックスは「Duchess」以外にもPhil CollinsのソロアルバムやAnthony Phillipsの「Invisible Man」などで多用されている。Phil Collinsの1stソロアルバム『Face Value』は同時期にデモテイクがストックされている。「Please Don't Ask」や「Misunderstanding」などは当初ソロ用として書いていた曲だったらしい。『Face Value』のドキュメンタリーDVDでは「Please Don't Ask」を弾き語り、涙汲むシーンが収められている。この時期はPhil Collinsの離婚が正式に決まる。何よりも子供と離れて暮らすことを苦痛に感じていたようだ。離婚は2回目となり、息子は後にミュージシャンになるSimon Collinsだ。その影響からか、これまでのGENESISのアルバムに比べ、歌詞が妙にリアルで男女間のもつれみたいなものが多く取り上げられている。
【備忘録】 1979年に発売された一冊の絵本との出会いがこのアルバムのデザインになった。フランスの絵本作家:Leonel Kohchlin(リオネル・コクラン)の「L'alphabet d'Albert」がそれ。アルファベットを紹介するのは、アルバートという名のタクシー運転手。その中の「Q」のページがずばり『DUKE』のジャケットデザインとなっている。よく見るとちゃんと描き直している。この絵本、なかなか見つけることが出来ない。どこの国も絵本の命は短命なのか?ようやく見つけて手に入れたのはオランダの地域オークション。入手までたくさんの方に助けられるドラマがありました。この場を借りてありがとー!ちなみにアルバートというキャラクターは他の絵本にも登場している。 「Turn It On Again」のUSA盤シングルは、ミックスが異なり「1.2.3.4!」のカウントがカットされ、エンディングのコーラスのミックスもオリジナルと違っている。 |
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