DOUBLE WATCHERS
Format 2CD
Label Number Highland HL - 636/637
Date

1972.08.22 (Disc 1), 1973.01.22 (Disc 2)

Venue Teatro Alcione, Genova, Italy (Disc 1)
Palasport, Roma, Italy (Disc 2)
Recording Audience Recordings
Member

Tony Banks : Keyboards, 12 strings Guitar, Backing Vocal
Mike Rutherford : Bass,12 strings Guitar, Bass Pedal, Backing Vocal
Peter Gabriel : Vocal, Flute,Tambourine
Steve Hackett : Guitars 12 strings Guitar
Phil Collins : Drums, Backing Vocal

Songs

Disc 1
01. Watcher Of The Skies
02. Can - Utility And The Coastliners
03. The Fountain Of Salmacis
04. Twilight Alehouse
05. Seven Stones
06. TheMusical Box
07. The Return Of The Giant Hogweed
08. The Knife

Disc 2
01. Watcher Of The Skies
02. The Musical Box
03. The Fountain Of Salmacis
04. Supper's Ready
05. Get'em Out By Friday
06. The Return Of The Giant Hogweed
07. The Knife

Comments

1990年代後半。当時鬼のように新作Bootlegを乱発していたHiglandレーベルからほぼ1年ぶりの登場したGENESIS音源。サブタイトルに『Italian Connection Genova 1972 + Roma 1973』とあるように、イタリア直産の72年と73年の2公演がプレスCDとなった。まずはDisc 1。この音源はコレクター間では02と05が収録されていることでも話題となった。日本では初登場となるわけだが、音が所々よねってしまうあたりは当時のテープの保存状態からして仕方のなかったことなのだろう。いくつか同日の音源を聴きくらべても、このタイトルは安定している方だと思う。録音した人が御丁寧に曲の終わる毎にポーズを押しているため、MC部分は少ない。時期的には『Foxtrot』発売前ということもあるが、イタリアでのGenesisの人気を裏付ける様にどちらのディスクも観客の反応が暖かい。ステージでは演奏回数の少なかったであろうDisc 1の05の中間におけるフルートとオルガンのアンサンブルに沸き上がる拍手など、想像力が掻き立てられる。さて、Disc 1で怪しいのは最終曲の「THE KNIFE」である。この曲だけは、久々の拷問音質となっていて、その音質のギャップから本当にこの日に演奏されたものなのか?は定かではない。トレーダー間で流通しているテープにもこの曲は収録されていない。確かにアンコールの拍手の後の収録なのだが…。続いてDisc 2は、その半年後。バンドがいかに成長をとげたかわかるサンプルといいたいが音質はDisc 1より落ちる。相変わらずイタリアのファンは暖かい。いやどちらかというとこちらは熱い!だろうか。イントロの歓声の入り方など、いかにこのバンドが愛されていたか?証明できるほど。またセットリストの内容も興味深い。02はライヴ前半に配置される。珍しくハイテンション曲オンパレードの選曲となっている。そして、アルバム発売後の公演とあって「Supper's Ready」が披露される。エンディングはキー変更が行われず、エンディングがフェイドアウトしないヴァ−ジョンとなっている。そのアレンジ音源も少ないので、そういった意味では要チェック。ただし「APOCALYPSE IN 9/8」前で編集の後が見られるのが残念。どちらの音源も初登場のオーディエンス録音。

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