LIVE TEST PRESSING 2LP
Format CD
Label Number Virtuoso 261
Date

1973.02.24 (06), 1973.02.25

Venue Montfort Hall, Leichester, UK (06), Free Trade Hall, Manchester, UK
Recording Sound Board Recordings
Member

Tony Banks : Keyboards, 12 strings Guitar, Backing Vocal
Mike Rutherford : Bass,12 strings Guitar, Bass Pedal, Backing Vocal
Peter Gabriel : Vocal, Flute,Tambourine
Steve Hackett : Guitars 12 strings Guitar
Phil Collins : Drums, Backing Vocal

Songs

01. Watcher Of The Skies
02. The Musical Box
03. Get'em Out By Friday
04. Supper's Ready Story
05. Supper's Ready
06. The Return Of The Giant Hogweed
07. Applause
08. The Knife

Comments

2017年に登場した衝撃作。初めて収録順通りに曲が整理され、オフィシャルアルバム『Genesis Live』に未収録だった05やMC部分、観客の歓声などがしっかり収められている。本作の大元になったのは、オランダのオフィシャル・レーベル“Dutch Philips”が制作したテストプレス盤LP。もともと、オフィシャル製品版の『GENESIS LIVE』は1枚物として親しまれてきたが、このテストLPはどういう理由か2枚組仕様で制作され、そこに05も刻まれていた。しかも、アナログ4面分の長さがあるためか曲順も異なり、名物の曲紹介04やアンコール待ちの歓声まで収録。さらにミックスも異なっている。『GENESIS LIVE』は、本来オフィシャル・リリース用の録音ではなく、ラジオ番組“KING BISCUIT FLOWER HOUR”のための収録。ところが、当時のライヴ人気に目を付けたカリスマ・レコードがライヴアルバムのリリースを画策してリミックス。当初は2枚組の計画でしたが、より安価で広く知らしめるために1枚物としてリリースされた経緯がある。このテストプレス盤は、そうした過程で制作されたもの。そのプレス枚数さえ確定されてはおらず、「20枚から50枚は作られた」とも言われているが、現在まで伝わっているのは10枚程度。「GENESISアナログの最高級品」とされ、100万円近くの金額で取引されているほど。本作は、“Dutch Philips”のテストプレス盤からダイレクトに起こされたもの。ラジオDJがないことからも単なる放送音源ではないことは明らかだが、さらに雄弁に物語っているのは、そのサウンドクオリティ。当時のコンサート通りに01から02へ続くだけでも大感動。ここまでがテストプレス盤のA面で、B面は03のみ。テストプレスだけにアナログ面の切り替え処理が大ざっぱな部分もあります。やはり感動的なのは、やはりC面全体を占める26分半に及ぶ05。長年にわたって公式に登場することはなく、ボックスセット「Archive #1 1967 - 1975」でも「テープはあるけど、レインボーシアター公演の方が出来が良かったから」という謎の理由で公表されずじまい。このCDのDisc盤面はピクチャーディスク。丁寧な作りになっている。

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